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東日本大震災の被害にあわれた皆様に
心からお見舞い申し上げます
社会福祉法人 樫の木 理事・評議員・仲間・家族・職員一同
樫の木グループの東日本大震災支援の取り組み
(募金活動)
 (1)樫の木グループは東日本大震災が起きて1週間後に募金を呼びかけました。3施設の仲間・家族・職員、そして理事・評議員がそれに応え総額19万3,747円もの募金が集まり、いちはやく現地で障害者支援のために活動を始めた「きょうされん」に送りました。
 (2)6月5日「第16回樫の木ふれあいバザー」会場でいつも行っている募金活動ですが、今回は集まった募金の一部を「きょうされん」に送ります。

(震災の実情を知る)
報告会で、震災地域の話を聞くことで現地の状況を知る

南三陸町歯科診療ボランティア活動報告会−報告者 賀来理事長
      6月21日(火)13時〜14時 ワークスペース樫の木作業室

社会福祉法人「樫の木」の賀来理事長は、歯科医であり、大分県保険医協会の副会長もされています。4月28日に6人(歯科医2名・心療内科医1名など)で大分を出発し往復2千キロをワゴン車に歯科診療機材や救援物資を積んで南三陸町に入り、2日間の歯科診療ボランティアとして活動された報告会を開催しました。
 パワーポイントを使っての画像と賀来理事長の現地の方から聞いた話をおりまぜての報告に仲間も職員も1時間、聞き入りました。

 「病院の4階まで津波が来た。2階・3階に入院中のお年寄りがベットのまま津波にさらわれていった」「防災センターが飲み込まれ、屋上に30人避難したが助かったのは8人だけ」「助かっても、雪で低体温症になって亡くなったり、津波はヘドロなので真っ黒の水をのみ込み肺炎になり亡くなる人もたくさんいた」自然の前になすすべもないことがよくわかりました。
理事長曰く、「津波が来るまで30分ある。樫の木は、すぐに護国神社まで逃げること」・・・毎月1回各施設で実施している避難訓練、今度から津波の時の訓練も必要だということを実感しました。

 また、原発事故にもふれて福島だけの問題ではなく、大分県に原発はないけれど、伊方原発からは60キロ地点にあり、海の上、遮断物がないので、60キロくらいすぐに放射能が飛んでくること。また、計画中の上関原発は20キロ地点であり、これはつくらせない世論が必要だときっぱり話されました。

報告会の後、仲間からは「福島出身なので親戚などのことが心配だった。今日いろいろ聞けて気持ちが落ち着いた」「思っていたより被害が大きくて驚いた」「自分たちは普通に生活しているけどまだまだ大変なんだなあ」「行った人しか分からないリアルな報告が聞けて良かった」などの感想が出されました。

今後の支援の取り組み
 (1)東日本大震災を忘れないこと。それに続く福島県の原発事故についても関心を
   持ち、いつも気にしておくことが私たちにできる最低のこと。
 (2)あらゆる機会を通じて募金活動を行うこと。集まった募金は「きょうされん」を通じ
   被災地の障害者施設やその救援救済のための活動資金に。
 (3)私たちに何ができるかいつも問い続けること。
 (4)いつ起きるか分からない災害に備えて、訓練を怠らないこと。 

小手川統括施設長のあいさつで始まり。
パワーポイントを使って報告をする賀来理事長
理事長の報告を熱心に聞く仲間と職員
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